食事法の考え方
何のために食べるのか?
世の中には沢山の食事法がありますが、人がなぜ食べるのかを考えてみたいと思います。
肉体面・・・物を食べてエネルギーに変えたり、血や筋肉、骨を作るなど。
一般的には、こちらが基本ですね。
でも食事は肉体を維持、形成するのみではなくて
精神面・・・美味しい物を食べた幸せな気持ちになるなど。
社会面・・・家族や友達、恋人と関係を深めるなど。
なども、食事の目的としてあると思います(^^)
食事法を知れば知るほど、迷ってしまう
食べることは美容と健康の基礎で、学ぼうと思い本屋さんやインターネットで情報を集めるとこんな事が起きます。
本屋さんに行くと、食事法は沢山あります。
インターネットでも色々あります。
中には全く反対の事を言っているものもあり、学び始めると迷ってしまうこともあると思います・・・
思想は大事ですが、思想が入りすぎてかえってややこしくなった物もあります。
まずは食事の前提を知っておくと良いと思います。
食事の前提
①それぞれに役割、対応がある
骨はカルシウム、筋肉はタンパク質などで構成されています。
身体の機能を助け、調子を整えるビタミンやミネラルなど、それぞれ働きは違います。
そして、カルシウムばかりとっていては、健康を害するように、他の栄養素の働きは出来ません。
②消化、吸収して初めて役に立つ
食べたものがすぐに、身体の構成要素に変わるわけではありません。
胃で消化・分解して、腸で吸収された初めて役に立ちます。
③個人差、個体差、体質がある。
胃腸の消化吸収機能や、仕事内容、運動量などで個人差、個体差があります。
簡単な分類で
・先天的(遺伝)の要因・・・生まれる前
・後天的(生活などで)の要因・・・生まれてから
があります。
ですので、何をどれだけ摂ればよいかが一人一人変わってきます。
昔なかった、人工的な消化できないもの(所謂、毒素)が溜まっているときもあり、それを出すためにファイスティングをされると良い場合もあります。
※ファスティング(断食)は、体にショックやリセットを与える効果や、特殊な感覚、機能を活動させる効果などもあるようです。
逆にあなたに合わない食事をしていて、足りないものがあり、それを摂取することにより、健康状態が上がるのも、個人差です。
④絶対的に良い悪い 相対的な良い悪いがある
農薬や添加物、白砂糖などは、極力避けた方が良いもので、絶対的に良くないものです。
個人個人で消化酵素が違うように、食べたものうまく消化できるかどうか、アレルギー反応などのように、個人差により相対的な良い悪いもあります。
⑤矛盾する 栄養素 消化と吸収 食べることと出すこと
消化吸収して、身体を構成していきますが、その消化吸収にもじつは大量のエネルギーが必要です。
これは人体のエネルギー消費の中でも上位の部類です。
また、食べることのみに集中することだけでは身体にたまる一方で、栄養素を吸収したあとは、尿や便で排出することも大事です。
栄養素でみても、ある栄養素(それぞれ違いますが)を多量にとると排出されます、その時に、他の栄養素を一緒に(必要であっても)排出することもあります。
⑥思い込みの原理
人は、食べてから身体の反応の間にその人の思考、思い込みが入ります。
プラシーボ効果などもあるように、この力も強いです。
体に害がなくても、本人が強く強く、悪いと思えば、悪くなっていきます。
こちらに精神面も若干入ります。
一人で寂しく食べる(孤食)、何かをしながら急いで食べるより、楽しい気分で食べたほうが体にはオススメです。
⑦栄養不足
栄養についての考え方も、生命が維持できるという基準からと、体が最高の働きをできるようにという考えで変わってきます。
生命を維持の視点からでも、
野菜に含まれる栄養素が低下してきているので、当然
このように、栄養が足りていないと自覚を持つ事は必要かと思います。
⑧自然食でも原種は別物
今出回っている野菜なども、本来の形とは違い、品種改良を重ねて出来たものでもあります。
今手にしている野菜が、自然なものかどうかの判断はしにくいと思われて良いと思います。
この辺りを参考にしていただき、食事の前提を知っていただけたらと思います(^^)