腰痛と脳 不安、恐怖、ストレスが原因か? ヘルニアも自然消滅
腰痛の時の脳の反応
前回の腰痛の記事では、筋肉と腰痛について書かせていただきました。
参考記事→( 腰痛には緩める )
実際のケースでも、
・レントゲンでヘルニアが出ても、痛みがない方がいる
・レントゲンで綺麗な骨格でも、痛みがでている方がいる
という時点で、骨格のみで腰痛を判断するのは難しいですね。
※骨の変形は80歳代では、90%以上の人に認められて、変形が痛みの原因であれば、80歳以上の人はほぼ全ての人が腰痛持ちになってしまいます
ですので画像診断では、85%の方が原因不明になってしまうのですね。
ということで筋肉の緊張が、およそ半数以上の腰痛の原因という事が推測できるわけです。
そして、神経を通じて、脳が感じて、「痛み」が発生します。
脳が興奮して、痛みを感じるのですが、この時に「DLPFC」と呼ばれる部分が関与していると研究があります。
DLPFCとは?
ここは何をしているかと言うと、
脳が興奮、痛みを感じた後に、鎮める働きをするようです。
つまり、痛みの緩和、軽減ですね。
脳の痛みの反応、興奮が収まれば痛みがなくなりますから。
慢性で腰痛を感じる人は、この部分の活動が低下しているという研究が、2011年カナダ・マギル大学であります。
興奮を鎮めることができないので、痛みが長引き慢性化してしまうのですね・・・
働きが低下する原因
では、なぜ働きが低下するかと言うと
不安・恐怖・ストレスといったものです
不安や恐怖の感情、ストレスで腰痛の悪化するケースがあるのが納得ですね
東洋医学では、昔からいわれていた
東洋医学で施術にあたるものとして、この結果は昔から言われてきたことの証明になるなと感じました。
鍼灸では、五行論を使って施術にあたります。
この時に、
不安は腎に関係して、腎は腰痛を引き起こします。
東洋医学で言われていたことが科学的に実証されて言ってますね。
対処法は?
では対処法というと
軽い運動をしながらだんだんと、
ここまで動かせるなど、少しずつ認識を変えていきます
※こちらには筋肉を緩める目的も含まれています
また、ストレスが原因なので、
ストレスケアもオススメです
日記をつけて、
どんな時に痛いや、痛みの変化を観察する方法もあります
効果的に緩める場合は、鍼灸を始めとした施術の組み合わせ、信頼のおける先生とのカウンセリングなども非常に有効です。
当院では、潜在意識の書き換えも同時に行っています。
ヘルニアについて
ヘルニアといえば重症のイメージが強いです。
でも、当院で施術でも見かけますが、手術しかないと言われていたのが、痛みもしびれも感じなくなった
など見かける光景です。
今では、飛び出たヘルニアもマクロファージが食べて、綺麗になっているなども画像診断でも言われています。
90%は自然消失もするとの話しもあります。
手術は、もちろん効果がありますがたまにリスクもあります。
手術は最終手段にされて、まずは、他の方法で腰痛が軽減されて、人生が良くなりますようにと書かせていただきました。
腰痛でお悩みのあなたのお役に立てれば幸いです。