腰痛には腹筋をつけるより、緩めること 明はりきゅう院 滋賀県彦根市 美容鍼灸サロン
腰痛には、腹筋をつけても意味がない理由
腰痛に対する施術もさせていただいています。
この時に、
「腹筋を付けたら良い」
と言われたとお話を聞くことがあります。
健康な体を作る上で筋肉は必要ですが
腰痛の改善には腹筋をつける必要はありません。
ぜひ腰痛でお悩みのあなたに知っていただきたいと思います。
腰痛に治療に腹筋をつけることが最大の治療であれば、
治療を受けた後に痛みが軽減することはありません。
腹筋をつけるという場合には、多くは腹直筋を鍛えることを指す場合が多いです。
でも、筋肉はすぐつくものではありません・・・
筋トレを繰り返して、目安としては3ヶ月ほど続けてようやく筋力がアップします。
期間が3ヶ月かかれば、
施術を受けた後に痛みが軽減することはありませんね。
ですので、腰痛の軽減と腹筋をつけることは関係性が低いと言えますね。
腰痛とは何か?
腰痛のことをもっと知ることが、痛みの軽減、予防に効果的です。
字のごとく、腰が痛い状態ですね。
腰が痛くなれば一般的には、整形外科でレントゲンなどをとる場合が多いです。
そして、言われるのが
「骨に異常はありません(^^)」
が多いです。
実際に、腰痛の8割から9割はレントゲンでは異常がありません。
骨に異常があったり、内臓疾患などからくる腰痛は1から2割りと言うことです。
※この診断の中でも、施術で軽減する場合があります
では、残りのといっても腰痛の8割から9割なので
殆どの腰痛は、筋肉の緊張、硬さ、コリと脳の問題になります。
①腰の筋肉が硬く強張り緊張して、痛みを感じる。
②脳が痛みを認識する。
これがほとんどの腰痛の正体になります。
腰の筋肉の緊張
健康な状態の筋肉は緩んでいます。
それが、だんだんと硬くなってきます。
硬くなる理由は沢山あります、別の機会に詳しくお話したいと思います。
すると、血行不良や自律神経に作用して、脳が痛みを認識して、腰痛になります。
実際には、痛いのは腰ですが、痛みの原因をして硬くなっている筋肉は
などの緊張をとると軽減します。
脳と痛み
脳と痛みについてですが、2つ大きなポイントがあります。
1つは、先程の筋肉の緊張から、血流や自律神経が変化をおこして、感覚神経を刺激な伝わり、脳が痛みを認識して、腰痛になる。
表現を変えると、脳が認識することにより痛みを感じ、脳が認識しなければ痛みを感じないということです。
ですので、薬や麻酔で脳が感じないようにすれば、腰の緊張がどれだけ強くても、腰に怪我があっても痛みは感じないのです。
話を戻すと
腰(腰回り)の筋肉の過緊張 → 脳の認識 → 腰痛
になります。
これが多くの腰痛の流れですね。
脳が痛みを作る場合もある
大事なポイント二つ目は
脳のみでも痛みが起きることがある
ということです。
先程
腰の緊張から痛みの流れがあると言いましたが
脳が痛みを認識すれば、腰痛が起こります。
これは、腰や腰まわりの緊張がなくても、組織の損傷がなくても
脳が痛みを作る、腰痛を感じることがある
ということです。
臨床の現場では
腰の緊張からの痛み、事故や外傷などでからくる痛みを脳が覚えます。
その後、筋肉が緩んだり、組織の損傷が回復しても
脳が痛みを覚えていて、痛みが出てしまう
別の例では
強いストレス、感情の変化から、脳が痛みを作る場合もあります。
※体の変化も同時に起こっています。
脳と痛みについてはこちらを参照してください→ (参考記事 : 腰痛と脳 )
筋肉を緩めること、脳に対するアプローチ
腰痛は筋肉の緊張と脳がほとんどの原因であることが理解していただけたかなと思います。
これが分かれば
腹筋をつけることより
腰や腰回りの筋肉を緩めることが大事になるのが分かります。
目的が筋肉を緩める事がですので、施術を受けた後に腰痛が軽減することは当然なことですね(^^)
筋肉の緊張をとることができれば
マッサージでも、指圧でも、骨の歪みを整えても、ヒーリングしても、筋膜にアプローチしても、鍼灸でもなんでも良いのですね。
※深部までアプローチ出来るのは鍼ですが
あなた自身で筋肉を緩めるには
緩めることを目的とした体操をする、お風呂に入る、気分転換をするなども良いですね。
脳に対するアプローチはまだ別の機会にお話させていただきますね。
腰痛に対する正しい知識を理解して、しっかりと対処していただき
あなたの腰痛が軽減して、楽しい人生になりますように。